植物の一瞬を透明なキューブに封入する。

植物の花や種、実などを透明なキューブのなかに封入させた積み木が宙―SOLA―。このキューブの企画・開発したのが吉村紘一さんだ。

「タンポポや猫ジャラシなど、都会に暮らす私たちでもごく普通に道ばたで目にする植物です。植物のある瞬間を切り取る。そこにはその植物だけが持つ、生き残っていくための機能美があります。宙が自然への興味の一歩となってもらえるとうれしいですね」と吉村さん。

元々は自然と離れた暮らしをしている子供達のために何かを作りたいと思ったという。角度を変えるといろんな植物の表情を見せてくれる。玩具であり立体図鑑でもある宙―SOLA―は、子供だけではなく大人の感性も刺激してくれる。