春の訪れを告げる、お水取りで知られる奈良・東大寺二月堂修二会(しゅにえ)。
人々に代わり、苦行を引き受け、安泰を祈願する法要である。
練行衆によって和紙で作られた400余りの椿の花を、本行中、十一面観音に捧げる。
本行は、新暦の3月1日から14日までの2週間行われる。
この鈴は、その椿の造花を写したものである。